レシチンの副作用について

体に良い成分であっても、過剰摂取をすると副作用が起きるという場合もあります。レシチンはどうなのでしょうか?こちらではレシチンで起こり得る副作用についてご紹介しています。

レシチンに副作用はある?

レシチンは自然由来の成分ですので、基本的に副作用はないと言われています。 ですが、科学的に副作用がないと証明されている方が安心できるというものです。そこで、レシチンについて研究した資料の中から、副作用に関する記述を探してみました。

レシチンは研究でも副作用がないと報告

レシチンを摂取して副作用があったという報告は特にありません。ヨードレシチンについての研究結果でも副作用がなかったとの記述があり、かなり安全性の高い成分だということがわかります。

最近トリパラノールには少数とはいえ副作用のためにその市販が一時中止されており,ヨード剤にはまた不快な薬疹などがあるので,注意してみた.ここに報告した症例以外にも動脈硬化症や甲状腺疾患にヨードレシチンを用いてみたが,特記すべき副作用には遭遇していない

出典:脱コレステロール剤について 山崎・小嶋・吉沢・松島・服部・中村・降矢・長野・島野 一般社団法人国立医療学会 2011
https://www.jstage.jst.go.jp/article/iryo1946/17/4/17_4_243/_pdf

トリパラノールというのは脱コレステロール剤として使用されていた薬ですが、脱毛や白内障などの副作用を引き起こしたことで発売中止となりました。 これは恐らく、コレステロール値を下げるという効果が同じであるので比較されたのでしょう。同じくコレステロール値を下げる効果があるレシチンですが、トリパラノールの様な副作用は認められなかったのですね。

過剰摂取をしても大丈夫?

安全な成分であっても、過剰摂取をすると副作用が出るという場合もあります。この点についても調べてみました。

レシチン摂取は多めが望ましい?

また,投与群は例外を除いて間歇投与でなく連続投与したが,私共の佼用した1日量では何等認める副作用は示さなかつた.即ち投与量としては詫摩氏の言われる如く比較的大量が望ましく,且つ閻歇投与の必要はなく連続した方がよい様であつた

出典:134.小児科領域における反復性感冒罹患傾向及び所謂喘息様気管支炎児に対するレシチン結合有機ヨードの応用(喘息IV) 柚木・岡 日本アレルギー学会 1968
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/17/9/17_KJ00002576132/_pdf

例えばビタミンAやカルシウムなどは、過剰摂取で体に悪影響を及ぼしてしまいます。ですが、レシチンについては多めの投与を推奨している方もいるようで、過剰摂取でも副作用が出る心配はなさそうです。

体調によっては副作用の症状が出ることも

レシチンは過剰摂取をしても重篤な症状を引き起こすことはありませんが、あまり大量に取り過ぎても良いことはありません。 また、体質によっては、体調が優れないときに大量に摂取すると、吐き気や下痢、腹痛などの症状を引き起こす可能性もあると言われています。 この様な症状が出ることはごく稀なことですが、1日に必要な摂取量の中で収めておくのが一番でしょう。

最も危険なのはアレルギーの原因となること

レシチンの摂取で最も危険性が高いのは、副作用ではなく、アレルギーの原因物質となった場合です。 レシチンが多く含まれている食品は、卵黄や大豆です。これらはどちらもアレルギーの原因となる食品ですので、卵黄や大豆にアレルギーを持っている方が摂取する場合には、十分注意してください。 特にリスクがない場合もありますが、発疹などの症状が出ることもありますので、不安な場合は医師に相談をしてから摂取するようにしてください。