レシチンとパニック障害の関係性

レシチンはパニック障害の症状改善に効果を発揮すると言われています。こちらのページでは、レシチンとパニック障害の関係性についてご紹介していきます。

パニック障害の原因について

パニック障害は突然不安感や動悸、息切れなどが起きて、パニック症状を引き起こしてしまう病気ですが、レシチンとの関係性の前に、まずパニック障害の原因から見ていきたいと思います。 原因についてはまだ解明されていない部分も多いのですが、その原因のひとつが、セロトニンという物質の分泌異常だと考えられています。

セロトニンとは?

セロトニンは交感神経と副交感神経のバランスを取る役割を担っています。交感神経は不安感や緊張感などを感じるときに働き、副交感神経は神経をリラックスするときに働きます。セロトニンは交感神経と副交感神経のバランスを取って、緊張感や不安感が続かないようにしているのです。 パニック障害では、このセロトニンがうまく機能しないことによって、不安感や緊張感がずっと続くことが要因の一つだと言われています。

レシチンがパニック障害の改善に効果的な理由は?

レシチンがパニック障害の改善に効果的だと言われる理由は、副交感神経の機能を正常化させることができるためです。 副交感神経は上でご紹介したように、リラックスするときに働く中枢神経です。副交感神経の伝達物質はアセチルコリンという物質ですが、レシチンはアセチルコリンの生成を促進させる働きを持っています。

アセチルコリンの生成促進効果は科学的にも証明済み

レシチン:約60兆個もの体細胞の細胞膜や脳,神経組織や筋肉の回りを覆う物質を形成している大切な膜構成成分である。レシチンが不足すると脂質代謝の異常を来たす。また神経伝達物質アセチルコリンの生成に関与し,記憶力の減退を防止する。

出典:大豆成分の健康への効果 廣塚 元彦 公益財団法人 日本醸造協会 2011
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1988/100/11/100_11_777/_pdf

こちらは、大豆成分について研究した結果報告書ですが、こちらにもレシチンが神経伝達物質であるアセチルコリンの生成を促進させると記載されています。 レシチンはアセチルコリンの生成を促進させるだけではなく、記憶力の向上にも役立ちますし、細胞膜の形成にも使用されるので、精神的な症状だけではなく、脳や体にも良い成分なのですね。

レシチンはドーパミンの分泌を促進させる効果も

また、レシチンにはドーパミンを分泌させる働きがあるとも報告されています。 ドーパミンは行動を引き起こすために必要な物質だと言われています。そのため、ドーパミンが減少すると無気力になったり、反応が鈍くなったり、人との関わりと避けたり、といった症状が引き起こされます。

ドーパミンはパニック障害改善に必要?

ドーパミンの働きを考えると、パニック障害とは関係がなさそうな物質に思えますが、ドーパミンはアセチルコリンと同様、神経伝達物質のひとつです。 そのため、ドーパミンが極端に少なくなることで、アセチルコリンに分泌異常が起こるという可能性もあります。アセチルコリンとドーパミンのバランスを取ることによって、穏やかな精神状態を作ることが可能となります。

ドーパミンやアセチルコリンは、多すぎても少なすぎても良くないので、ちょうど良い量を維持しているときが最も安定している時です。 レシチンはこれらの神経伝達物質のバランスを整えることで、精神を安定させて、パニック障害の症状を引き起こさないように働きかける効果があります。